こんにちは!
二児のヒロイン☆りかママです。
近年、日本人の自己肯定感が欧米人と比べて低いという事が叫ばれるようになり、子育てにおいても、子供の自己肯定感の高め方が注目されるようになっていますね。
親の接し方や声のかけ方次第で子供の自己肯定感に影響があるという話は、もうどこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか。
子供の頃に育まれた自己肯定感は、学生時代はもちろん、将来大人になったときの日常生活や仕事、さらには人間関係などさまざまなものに影響します。
実は私も、子供のころから自己肯定感が低かったのかなと今となっては思っていて、学生時代から今に至るまで苦労したことがありました。
自己肯定感は大人になっても努力すれば高めることが可能ですが、新しいことに出会い、挑戦の連続である子供のうちに自己肯定感を高めることで、子供の将来への可能性は大きく広がります。
自分の子供は自己肯定感が低くないか、気になりますよね。
きょうは自己肯定感が低い子供の特徴と、子供の自己肯定感を高めるために親ができることについてをお伝えしていきます。
Contents
自己肯定感が低い子供の特徴
自己肯定感とは自分のいいところも悪いところも含めて、ありのままの自分を「これでいいんだ」と認める事ができるポジティブな感情のことを表します。
つまり自己肯定感が低いと、自分の存在を認めることができない「自己否定」の感覚が強くなり、自分に自信が持てなかったり、自分を好きになれなかったりするのです。
私の場合特に思春期は、その時期特有の不安定さと相まって、孤独を感じたり友達に依存したりしていた気がします。
「ちゃんとしなきゃ」と一生懸命優等生らしくしていました。
子供が自己肯定感が低いかどうかは、ぱっと見た目ではわかりません。
子供のことをよく観察していると、行動の違いに気が付くことがあるでしょう。
自己肯定感が低い子供にはどんな特徴があるのか、主なものを挙げていきます。
落ち込みやすい
「自分はダメな人間だ」というネガティブな考えがあるため、ちょっとしたことで必要以上に自分を責めてひどく落ち込んでしまうことがあります。
感情的になることもあれば何もやる気になれないこともあるでしょう。
私もそうでしたが、自分が悪くなくても「自分のせいで怒られた」「自分が我慢すればすむことだ」と思うようになってしまう時があるのです。
自己肯定感が高ければ自分の気持ちをすぐに立て直すことができるので「次頑張ろう」とうまく切り替えることができるのですが、自己肯定感が低いとなかなか前向きになることができません。
褒められても素直に喜ばない
自己肯定感が高いと、良いことをして褒められた時にしっかりと喜ぶことができます。
逆に自己肯定感が低いと、褒められたことを素直に受け入れることができません。
自分は褒められるようなことはしていないと考えたり、相手が自分のことを本気で褒めていないのではと考えてしまう子供もいます。
まさに私が子供のころ、褒められたときにどうしたらいいかわからないことがよくありました。
大人になって、先輩の姿を見ながら、謙遜したり冗談で返して笑いにしたり、素直に喜ぶ姿を見せたりということを覚えましたが、子供のころは、褒められた瞬間、「なんて答えるのが正解だろう?」という考えが頭の中でぐるぐるしていた記憶があります。
今、娘たちの姿を見ていると、子供が褒められて喜ぶのはこんなに当たり前で普通のことだったんだなぁと感じています。
チャレンジ精神がない
自己肯定感が低い子供は、挑戦する前から自分にはできないと思ってしまい、失敗が怖くて新しいことになかなか積極的になれません。
自分に自信を持つことができないため、何か新しいことが目の前に出てきたとき、拒否反応が出てしまう子供もいます。
そして、もし何とか挑戦したとしても失敗すると心が折れてしまい、その経験を乗り越えることがまた新たな課題になります。
私も自分のことを「なにしてもダメ」だと思っている時があったので、好奇心よりも恐怖心が強かったり、好きなことに関しては没頭できても苦手なことからはなるべく遠ざかり、周りから「ほら、だめだったでしょ」と言われないように気を付けていました。
大学で一人暮らしをしたことをきっかけに、だめでもいいからやってみようという気持ちが強くなって、そこから一気に私の行動が変わりました。
夢だった仕事も経験することができたし、あの転機がなければ今の私はいなかったと思います。
しかし、ネガティブで自己否定な面は根強く治しきれていないので、仕事上辛いと感じてしまった経験が多かったのもその影響だったのかなと思っています。
諦めが早い
諦めが早いというのも、自己肯定感が低い子供の特徴です。
物事にチャレンジして粘り強く努力できる自己肯定感がある子に対して、自己肯定感がない子は「頑張ってもどうせ無理だ」と、早々に諦めてしまいます。
「どうせ」「自分なんか」「やっぱりできない」など、自分の可能性を限定したり否定したりする言葉が口癖であったり、自分に対してだけではなく周辺の様々なものに対しても否定的で、ネガティブな思考になりがちなのです。
心のどこかで「やってみたい」という気持ちがあっても、口にする前に諦めてしまうなんて、さみしいですよね。
自分の意見を言わない
自己肯定感が低い子供は、自分の意見を言うことができません。
「自分の意見なんて相手にされない」「自分が間違えているだろう」などの自信のなさから、意見を言えなくなってしまうのです。
また、否定されたり失敗してしまうことを恐れて、まわりに流されがちになり同調しやすい面もあります。
自分の意見を間違っていてもいい、否定されてもいいから相手に伝えてみることから、意見のかわしあいが生まれ、それがコミュニケーションになります。
自分はこう思っていたのになぁと言えないままモヤモヤして過ごす子供でいてほしくないですよね。
小学生の時のそういうモヤモヤって今でも覚えているものです。。
例えば、当時私がすごく楽しみにしていた、とある日誌があったのですが、それを地区のみんなで回して書くようになっていたんです。
みんなちゃんと毎日書いてくれて回ってくると信じていたのですが、ひとりの同級生が何日も止めてしまっていたことがあとでわかって、私はすごくショックでした。
今考えたら、その時本人に何か事情があったかもしれないし、ちゃんと話せばよかったんですよね。
でも、それを機にみんなが「もう適当でいっか」という空気になってしまったので、言ったら嫌われるかなぁとか色々考えてしまって言えなかったんです。
そのくせ、今でも時々思い出してもやっとしてしまって、自分の器の小ささにびっくりします(笑)
何でも言えばいいわけではないけれど、周りに流されて言わないのはこうやって後悔して忘れられないこともあるんだなと実感しているんです。
人生は自分で決める決断の連続。
社会においても仕事においても自分で何かを決めて発言や行動をすることになったとき、自己肯定感がある大人であれば、戸惑うこともなく堂々とすることができるでしょう。
子供の自己肯定感を高めるために親ができること
自己肯定感が低い特徴が自分自身やお子様に思い当たる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、大丈夫。
子供がいくつになっても少しでも自己肯定感を高めるために親に努力してあげられることがあるんです。
私が子育てにおいて普段から気を付けていることを紹介します。
子供の話をよく聞く
まず、子供の話をしっかりと聞いてあげていますか?
家事をしながら、適当にうなずいて、聞き流したりしていませんか?
子供は親の姿をよく見てるし、気持ちも敏感です。
話してもどうせ聞いてくれないと思うと、「自分に興味がないんだな」と感じるようになってしまいます。
子供って親が忙しいときに限って、「あそんでー」とか「えほんよんでー」「だっこしてー」って言いますよね。
子供は親が忙しくしていて、自分に気持ちが向いていないのを感じるからこそ、かまってほしくてアピールしてきます。
そんな時も、可能な限りいったん手を止めて、少しだけでも時間を決めて付き合うか、話を聞いてあげましょう。
しっかり話を聞いてあげる日々の積み重ねで、子供は親に愛されていることを実感することができます。
子供の言動を否定しない
「あなたには無理だよ」「できるわけない」などの否定的な表現をできるだけ避けてあげましょう。
子供にだってプライドがあります。
繰り返し否定されているうちに、プライドが傷つき、自尊心が低くなっていき、「どうせ自分なんて」というネガティブな思考を生み出してしまいます。
相手が子供だと思うと、思わず強い言葉で伝えてしまいがちですが、子供もひとりの別人格の人間なのです。
否定するではなく、子供の気持ちに寄り添う言葉をかけてあげましょう。
プロセスを褒めてあげる
親は子供の能力や結果ばかりを褒めてしまいがちです。
でも「テスト100点とれてすごい!」だけ言われると、100点とれないとすごくないんだと子供は思ってしまうものなのです。
じゃあどうやって褒めてあげたらいいのか?
それは、その結果を導くまでの過程(プロセス)に注目して、褒めてあげましょう。
「毎日ちゃんと宿題を忘れずやっているからしっかり身についているね」など子供が努力したであろうプロセスを具体的に褒めてあげることで、努力が無駄じゃなかったと思えるし、プロセスが大事なら、また宿題をがんばろうと思うのです。
比べるなら以前のその子自身
子供の勉強面や運動能力において他の子供と比べて「〇〇ちゃんは上手にできるのに…」とか「〇〇くんはとても早く走れるのに…」など、子供に言ってしまっていませんか??
周りと比べて遅れていると、つい口に出てしまいがちですよね。
でも、こうして人と比べてばかりいると、人からの評価ばかりが気になるようになってしまいます。
比べるなら他人ではなく、子供本人の過去と比べてあげましょう。
少し前のその子自身との比較であれば、その子ができるようになったこと、努力したことが見えてきて褒めてあげることができるし、子供は自分の成長を認められて、その後のモチベーションに繋がります。
出来ていたことが出来なくなっているなら、それまでの子供の頑張りや長所を考慮したうえで、何か改善点を一緒に考えてあげることもできますよね。
その際は否定するのではなく、頑張る気持ちに寄り添うように声をかけてあげるようにしましょう。
子供に選択肢や役割を与える
子供が自分の言動を自分の意思で決めることができるように、日常生活の中で選択肢を与えたり、役割を与えるようにしてみましょう。
例えば、その日に着る服やご飯にかけるふりかけの種類など、親が決めた方が早いのですが、あえて子供に選ばせて決めてもらうのです。
自分で選んで自分で決めるということは、子供にとって自分の意思決定の力を日々鍛えるチャンスです。
例えば今朝、コロナによる登園自粛が続いていた娘が久しぶりに登園したのですが、担任の先生が好きだと言ってくれた服を自分で選んで着ていました。
「やっと先生に会えるし、この服着ていったら先生喜んでくれるよ〜♪」と。
先日の朝ごはんは少食の娘が珍しく「おにぎりが食べたいなぁ」と言いました。
余裕があったので作ってあげると、お腹いっぱいになるまで一生懸命食べていました。
自分で決めたことには嬉しいし、苦手なことでも頑張れたりするんですよね。
子供に役割を与えるというのも、お花に水をあげたり、食事の前にテーブルを拭いたり、簡単なことからでいいので、お願いしてみましょう。
子供だって、人の役に立つのは嬉しいし、もっと役に立ちたいと思っています。
うまくできてもできなくても、「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えて、子供の選択や役割を認めてあげることです。
子供たちは嬉しくなって、きっとまた自分で考えて選んでみよう、自分が役に立とうと意欲的になることでしょう。
親も子供も救われる究極の言葉
そうは言っても、毎日時間に追われてるのに、そこまで気をつかえないよ!!と思う気持ちもわかります。
私もいつも全部を実行できているわけではありません。
余裕がないときはイライラもするし、言わなくていい事を言っちゃうこともあるんです。
さっきの言い方はよくなかったなぁとすぐに思えたら、子供相手でも「ごめんね、お母さんイライラしちゃったよ」とちゃんと謝るようにしています。
誰もが完璧なお父さん、お母さんじゃなくていいんです。
親の失敗や弱みを見せることも必要です。
イライラしないですむならそれに越したことはありません。
でも、正しくできなかったのなら、それをちゃんと謝る。
当たり前の事を親がしていれば、子供もそう当たり前にできるようになります。
こんな風に完璧じゃない母親の代表のような私ですが、これだけは必ず毎日、1日に何度も口にしている声かけがあります。
それは子供へ向けての「かわいいなぁ」「大好きだよ」という言葉です。
それも難易度が高いと思う方は、名前を呼ぶときに「かわいい〇〇ちゃん」「大好きな〇〇くん」と呼んでみるのもおすすめです。
このたった一言で、子供は親からの無条件の愛を感じることができ、どんなに怒られていてもけんかしていても「あぁお母さんは私のことかわいんだ」「僕のことが大好きなんだ」と心が満たされます。
私はよく、思い出したときに「かわいい〇〇ちゃん、お母さんの宝物だよ」とぎゅーっとハグをするようにしています。
まさに究極の言葉で、これを繰り返すだけでも、親も子供も救われるんです。
しっかり向き合ってあげられない、余裕がないという方は、まずはここから始めるのもいいかもしれません。
まとめ
今回は子供の自己肯定感を高めるために親ができることについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
子供の自己肯定感は親の言動で決まると言っても過言ではないくらいに影響力があります。
自己肯定感が低い子供はネガティブになりがちです。
自己肯定感を高めることは安定したメンタルを鍛えることにもなり、「生きづらい大人」になることを避けるひとつの方法であるとも言えるでしょう。
我が子の幸せな将来の選択を広げてあげるために、できそうなことから参考にして、実行してもらえたら嬉しいです。
以上、二児のヒロイン☆りかママでした♪
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