子育て世帯の防災対策と地震や火事に備える防災グッズまとめ

こんにちは!二児のヒロイン☆りかママです。

みなさんは、地震や火事などの災害に備えて、防災についての意識はどれくらいありますか??

私が住んでいる地域では、南海トラフ巨大地震が40年以内に起きるのではないかと言われています。

その地震は、マグニチュード8から9ほどの規模と言われていて、政府の地震調査委員会によると90%の確率だそうです。

気象庁のホームページでは「静岡県から宮崎県にかけての一部では震度7となる可能性があるほか、それに隣接する周辺の広い地域では震度6強から6弱の強い揺れになると想定」、「また、関東地方から九州地方にかけての太平洋沿岸の広い地域に10mを超える大津波の襲来が想定」と記載されています。

想像するのも怖いほどですよね。

この南海トラフが起きる可能性が高い40年というのは、40年後に起きるというわけではなくて、20年後かもしれないし、5年後かもしれないし、もしかしたらあす起きるかもしれません。

南海トラフ巨大地震の他にも、今後30年以内に南関東でマグニチュード7クラスの地震が起きる確率は70%と言われる、首都直下型地震も予測されています。

例えば地震が起きて、津波の危険性がある地域だとして。。

何分後に津波が来る想定か知っていますか?

どの方面へ避難したらいいか、わかりますか?

そのとき、家にいるのがあなたと子供二人きりだったら、すぐに行動できますか?

ついつい後回しにしがちな防災対策ですが、子育て世帯は家族全員の備えをするのには時間もかかるし、思い立った今すぐ、取り組むことをお勧めします。

自分の子供や家族の命を守るために、できることから始めてみましょう。

子供と防災について話し合おう

災害にあったときのために、子供も交えて家族みんなで対策を話し合ってみましょう。

こういうことってなかなかきっかけがないと、できないですよね。

我が家では子供たちが保育園で毎月、災害が起きた設定で避難訓練を行っているので、子供からの発信がきっかけで、家族で災害について話す機会が多くなりました。

「保育園にいるとき、地震が起きたら先生のところに集まったり、机の下にもぐるんだよ」とか「火事になったら、鼻と口を覆って、先生についていくよ」などと、娘が3歳児クラスになってからは、その日にした避難訓練について報告してくれるようになりました。

しかし、ある日驚いたことがありました。

休日の昼下がり、家族みんなで家で過ごしていて、どこからか大きなサイレンが聞こえてきたときのことです。

娘はその音にびっくりして、少しパニックのようになりました。

その音は地区の防災訓練の放送だったのですが、娘が「どうしておうちにいるのに火事や地震の放送になるの?」と言うのです。

よくよく話してみると、火事や地震のための訓練を保育園でしか行っていなかったため、娘は保育園でしか火事や地震が起きないと思っていたようで、どこにいても災害が起きてしまう可能性があるということをまだわかっていなかったんですね。

娘は言葉が達者で、つい何でも理解している気がしてしまいがちなので、そこに気づけてよかったなぁと思いました。

そして、娘に火事や地震、津波についておうちにいる時だったらどうなるのか、そしてどうするのか、外出中のケースなども、意識して話すようになりました。

いざという時に不安にならないように「おうちやお出かけしている時に何かの災害にあうかもしれないけど、その時はお父さんやお母さんが絶対に守るから、落ち着いて、一緒に避難しようね」と繰り返し伝えています。

防災対策として災害時の家族間での連絡方法を複数共有しておこう

現代はスマートフォンの普及によって、コミュニケーションをとるのがとても便利になりました。

小学生のお子さんにもスマートフォンを持たせている家庭も多いでしょう。

今や、スマートフォンは災害時のライフラインの一つとも言えます。

緊急時に必要な連絡先が電話帳には入っているでしょうし、災害時の連絡手段として電話ができる役割があり、電話回線が使えない場合でもラインやSNSなどインターネット回線を利用した連絡手段、情報取得にも役立ちます。

実際、2011年3月に起きた東日本大震災の時には、スマートフォンを含む電話通信は1カ月半にわたって広範囲で遮断された地域もあったようですが、電話は繋がりにくかったけどツイッターを使うことができて、ツイッターで安否確認や連絡を取っていたというケースもあるようです。

今では当たり前のように使われているラインも、東日本大震災をきっかけに、インターネット回線を利用して簡単に安否確認ができるものとして生まれ、「既読」がつく機能が備わったそうです。

このように、スマートフォンは災害時においても貴重なアイテムと言えるでしょう。

ただ、大きな災害にあうと、スマホを含む携帯電話やタブレット、PCなどを失う可能性もありますし、電話だけではなくインターネットも使えなくなる可能性があります。

それをふまえて、家族の携帯電話番号や、子供の保育園、幼稚園、学校の電話番号を覚えておく、もしくは連絡先メモを持ち歩くようにしておかなければいけません。

普段の連絡手段が利用不可能な場合は、災害時用の公衆電話や災害用伝言サービスが有効なことがあります。

公衆電話も災害用伝言サービスも、災害時にすぐ利用できるように、前もって親子で使い方を学んでおくと安心でしょう。

すっかり減ってしまった公衆電話ですが、設置場所についてもNTTのホームページで調べることができるので、サイトでチェックした上で家族で実際に確認しておくと、記憶に残りいざという時に場所を思い出すことができます。

そして、親子で公衆電話の使い方を練習しておくことも大事です。

我が家も、駅で公衆電話を見つけた時に、娘に電話のかけ方を教えようとしましたが、母親である自分が、まさかの公衆電話の使い方を忘れていました。

高校生の頃、あんなにポケベルのために公衆電話を使っていたのに…。笑

やはり、備えと思って、たまには使っておかなければと実感する出来事でした。

ちなみに娘には4歳になったときから、私の携帯電話番号を覚えさせています。

なぜか夫の電話番号はなかなか覚えることができませんが。

子供はまだ常にバッグを持っているわけではないので、連絡先メモを持ち歩くというのは難しいからこそ、親の名前と電話番号を覚えられるなら覚えておくに越したことはないと思います。

災害時、どの手段が使えないかはそのときにならなければわかりません。

避難時にはぐれてしまって、親子で離れ離れになってしまうかもしれません。

様々な想定をして、家族間で複数の連絡方法を共有しておきましょう。

ハザードマップで災害時の避難場所の確認をして防災計画を練ろう

防災もしくは減災のためにある「ハザードマップ」というものを知っていますか?

「ハザードマップ」とは、自然災害にあったときの被災想定区域や避難場所・避難経路の位置などを表示した地図で、全国の自治体によって作成されています。

市町村が住民へ配布をしていたり、自治体のホームページや、国土交通省が全国の自治体のハザードマップを集約したポータルサイトなどでも確認することができます。

とは言え、いざ災害にあったときには、検索している余裕はありません。

自治体で配布しているハザードマップをもらいに行くなり、自分で印刷するなりして、家族がいつでも見ることができる場所に保管しておき、さらにスマートフォンにダウンロードしておくのもおすすめです。

自宅周辺の災害リスクを知ろう

ハザードマップを手に入れたら、まず一番に、あなたの自宅周辺がどんな災害のリスクがあるかを知る必要があります。

本来なら、家探しの時点でハザードマップと照らし合わせて、災害リスクを踏まえた住まい探しが出来ていればベストですが、確認がもしまだなら今からでも遅くありません。

今後、新居を設ける予定のある方や、引っ越す可能性がある方は、ぜひ家を決めるときに、災害リスクも考慮してみましょう。

災害と一言で言っても、いろんな種類があり、災害ごとに避難ルートや避難先も変わってきます。

健康な大人だけの世帯が被災し避難する場合と比べると、子育て世帯の負担は大きく、事前に準備するべきことや心がけることも増えるので、そこを意識し、行動に移さなければいけません。

実際に避難所を確認しておこう

ハザードマップを使って、自宅の近くの避難所をチェックしてみましょう。

災害によって指定避難先が違うので、注意が必要です。

我が家は海沿いにあるので、台風の高潮時に、これまで実際に何度も避難所へ子連れで移動し、警報の基準が下がるまで過ごした経験があります。

その高潮の警報発令時の避難先は近所の公民館または体育館が開放されました。

公民館に行った時、館内は土足で、パイプ椅子がたくさん並べられており、当時まだはいはいしかできなかった娘と過ごすのはとても大変で、公民館での避難はその1回限りになりました。

その後避難するときは、広くて土足ではない体育館を利用しています。

体育館では授乳室や給湯室、オムツ替えする専用の場所もありませんが、これまで避難していたのは我が家だけだったのでその時は色々融通がききました。

もし他にも避難者がいたら、最初は困ったこともあったかもしれません。

それでも公民館と比べると、子連れの我が家には避難先として体育館のほうが過ごしやすく、目隠しポンチョや水筒でお湯を持っていくなど準備をしっかりすれば、安心できる避難場所だと実感しました。

また、津波時の指定避難先も実際に夫と確認しに行ったところ、すごく急な上り坂や石段をあがらなければいけない事を知りました。

正直、私がワンオペ育児のときに大きい地震が起きて、ひとりで子供ふたり連れてそこを登ると考えたらぞっとします。

でも、そうなる可能性もあるんですよね。

不安にもなりましたが、その道を自分ひとりで子供ふたり連れていく可能性があることまでを想定して、どんな防災グッズをどれだけ持っていくべきかを現実的に考えることができたので、やはり避難先や避難先へのルートを確認はするべきだと思います。

災害時は一刻を争います。

一番大切なのは命ですが、そのとき無事避難できた後の生活のために、備えがあるに越したことはありません。

家族でそれぞれが避難するためや避難先でなにが必要なのかも、しっかり考えたうえで備えましょう。

家族分の防災グッズで準備しておくべきもの

防災対策と言えば、しっかり意識をしている方は災害にあった時のために、すでに防災グッズを備えている方もいらっしゃると思います。

ただ、随分昔に準備したまま安心して、中身を見直していない方はいませんか?

そもそも準備していない方もいるかもしれませんね。

中でも「みんなほんとに準備しているもんなの?」なんて不安に思った方は要注意ですよ!

周りがしていないからと言って、やらなくていい理由にはなりません。

しっかり考えて備えた防災グッズは、なにか災害があった時に必ずあなたやあなたの家族の命や生活を守り、支えてくれるはずです。

とは言っても、まだ何も準備したことがない方は何から準備をしたらいいのか、わかりませんよね。

防災グッズは家族構成や年齢などによって必要なものが変わってきます。

そして、持ち出し品は3種類にわけて準備することがおすすめです。

ぜひ自分の家族オリジナルの防災バッグを作ってみてください。

常備持ち出し品

常備持ち出し品とは、常に身に着けたり車に載せておいたりする、必要最低限の防災グッズです。

災害にあうときが家にいるときとは限りません。

子供の送迎中や外出中に被災する可能性だってありますよね。

常に持ち出すことが面倒にならないように、軽くてコンパクトになるものを選びましょう。

☆常備持ち出し品の防災グッズリスト(例)

・飲料水(500ml程度)
・携帯食(チョコレート、キャンディ、栄養補助食品など)
・笛、ホイッスル(閉じ込められたときなどに場所を知らせるため音が出るもの)
・懐中電灯(携帯用の小さなもの)
・携帯ラジオ(災害時、情報があることで落ち着いた判断ができます)
・現金(公衆電話用に小銭やテレホンカードもあっていいかも)
・携帯電話(できれば充電器も)
・筆記用具
・身分証明書(免許証、健康保険証)
・連絡先メモ(家族の携帯番号、職場や子供の預け先の電話番号)
・携帯せっけんや除菌ジェル、除菌シートなど
・コンタクトレンズとメガネ
・生理用品
・携帯トイレ
・ハンカチ、マスク、常備薬など

※以下、こどもの常備持ち出し品リスト
・パンやおやつ
・お茶などの飲料
・ミルクや哺乳瓶(完母の場合もストレスで急にでなくなることがあるので用意しておいた方が安心です)
・こどもの常備薬、お薬手帳
・おむつ&おしりふき
・着替えセット(下着やズボンだけでも)

一次持ち出し品

一次持ち出し品とは、自宅や勤務先など1日のうち過ごす時間が多い場所に備えておくものです。

災害が起きてすぐに持ち出して逃げられるよう、コンパクトに必要最低限の備えをまとめておきましょう。

内容としては、避難して1日しのげるくらいの備えがあると安心です。

避難する際に両手がつかえるように、リュックなど背負えるバッグに入れておき、玄関や寝室など、いつでも持ち出しやすいところに保管しましょう。

このとき、防災バッグを実際に背負って、重さや動きやすさを確認してみることが大切です。

自分が子供を連れて避難するとき、子供を抱っこしなければいけないかもしれません。

天気が悪い中、夜暗い中、走らなければいけないかもしれません。

つい詰め込みがちですが、持ち運びが可能な重さの防災バッグにしておきましょう。

賞味期限のある食べ物やサイズが変わるおむつ、子供の衣料品はこまめにチェックも必要です。

期限の短い食べ物や飲み物はローリングストックし、服も半年に1回は衣替えに合わせて入れ替えておくのが理想です。

☆一次持ち出し品の防災グッズリスト(例)

・非常持ち出し袋(リュックや背負える袋タイプのもの)
・飲料水(1人1.5L程度)
・非常食(乾パン、缶詰、栄養補助食品など、そのままで食べれるもの)
・ヘルメットや防災頭巾(頭を保護できるもの)
・手袋(革製など丈夫な素材のものや軍手)
・運動靴
・懐中電灯(発電や充電できるものだと尚良し)
・携帯ラジオ
・万能ナイフ(はさみ、ナイフ、缶きりなどが使えるもの)
・使い捨て食器(皿、はし、コップ)
・ロープ(救助、避難はしごの代用となるもの、10m程度)
・現金(災害時はカードなどが使えないことがあります)
・救急用品セット(消毒薬、絆創膏、ガーゼ、綿棒、爪切りなど)
・毛抜き(刺抜き、ピンセットとして使えます)
・雨具(かっぱは寒さ対策にも使えます)
・予備の電池
・身分証明書のコピー(家族分の免許証や保険証)
・筆記用具(水性ではなく油性ペン必須)
・常備薬(お薬手帳も)
・マスクの予備
・ウェットティッシュ(おしりふきで代用も)
・使い捨てカイロ
・タオル(圧縮タオルがかさばらなくておすすめ)
・ポリ袋
・ビニールシート
・ライター
・布ガムテープ

※以下、子供のための一時持ち出し品
・お気に入りの遊べるもの(絵本や小さなぬいぐるみ、折り紙など、かさばらず音が出ないものがおすすめ。折り紙はお絵かきや手紙を書くこともできる)
・お気に入りの食べ物
・お気に入りの飲み物
・おむつ&生理用夜用ナプキン(ナプキンはおむつほどかさばらず、おむつに重ねることでおむつを長時間使用可能に)
・使い捨てスプーンやストロー
・着替えセット

二次持ち出し品

二次持ち出し品とは、避難後に安全を確認して自宅へ戻り、救援物資が届くまでの数日間を過ごすための防災グッズです。

避難先へ持ち出す可能性もありますが、ライフラインが止まった家で被災生活を過ごすことも想定して備えておかなければいけません。

二次持ち出し品は、備蓄として自分の家や自宅の倉庫、車のトランクなどに持ち運びしやすいようにまとめておきましょう。

また、備蓄の食べ物、飲み物の賞味期限、おむつや子供の服のサイズアウトにも気を付けます。

☆二次持ち出し品の防災グッズリスト

・飲料水(一人1日あたり3リットルが理想。少なくても一人1.5リットル×3日分)
・非常食(乾パン、缶詰、栄養補助食品など、そのままで食べれるものを3日分程度)
・保存食(アルファ米、切り餅、インスタント食品、缶詰など)
・懐中電灯(予備用)
・現金
・ウォーターバッグ(給水車へ水を汲みにいくことを想定して持ち運びやすいものに)
・簡易トイレ(水が使えない可能性あり)
・ペットシーツ(水分を吸収するので、トイレやおむつの代用、緊急時の止血にも使用可)
・ティッシュペーパー、トイレットペーパー
・ウェットティッシュ
・タオル
・ポリ袋(サイズが大小あると便利、ジップロップ系も)
・大きめのビニールシート
・衣類(家族分)
・目隠しポンチョ(着替えや簡易トイレの時に使える。黒ビニール袋では透けてしまうものも)
・毛布やアルミ保温シート
・食器類(紙・ステンレスのもの)
・ラップ(食器に巻いて用いると洗わずに済むので水の節約になります)
・アルミホイル
・カセットコンロ、ボンベ
・鍋
・アイマスク
・耳栓
・歯磨きセット(歯磨きシートかマウスウォッシュ液がおすすめ)
・石鹸
・工具類(バール、ジャッキなど)
・ローソク
・ホワイトボード
・キッチンペーパー
・スリッパ
・地図  など

まとめ

今回は、子育て世帯の防災対策についてお伝えしましたが、いかがでしたか?

備えあれば憂いなし!!

防災バッグをイチから揃えるのが大変という方は、市販のものを購入して自分好みにアレンジしていくのも一つの方法かもしれませんね。

今回の記事をぜひ参考にして、あなたが災害から家族を守ってあげてください。

以上、二児のヒロイン☆りかママでした!

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